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  └戦車雑感
     └タイの戦車(クーデターの雑感)


 

イラスト:タイ王国クーデター、在る日の一こま。
            観光客(?)に携帯カメラで撮影を頼まれて、笑顔で答える兵士と戦車。
 

 タイのクーデターは何事もなく終了するようです。「クーデター」と聞き、イラク戦争開戦以来、わくわくしたんですが、なんもなかったようですね。
 なんもなければそれはそれでいいんですがね。

 クーデターが起こった日の朝刊を見て驚きました。「タイクーデター」の見出しにもびっくりしたんですが写真を見てもっとびっくりしました。
 「パットン戦車、パットン戦車じゃないか!?」(「パットン」はアメリカのM46〜M60戦車の愛称)
 90式やM1などの最新戦車に見慣れてしまってて、第二世代戦車は久しぶりにお目にかかりました。
 最新戦車をそろえるお金のない国はまだ現役で使ってんだ…と妙な感慨にふけってしまったわけです。

 調べてみるとパットン戦車の最終型の「M60」は車体の余裕もあり近代改修して各国で使用している優秀な戦車だそうです。

 そんなこんなで第二世代戦車以前を現役使用している国や、現役第二世代以前戦車を調べてみました。

以下に第一世代戦車と第二世代戦車の特徴をウィキペディアより抜粋。

・第1世代(M48、T-54/55、61式戦車、センチュリオンなど)
 90mm砲(西側)、100mm砲(東側)を搭載し、丸型の鋳造砲塔を持つ。
 基本的にWW2戦車の後継、発展型がほとんど。ジャイロ式砲身安定装置により走行中の射撃も可能。

・第2世代(M60、T-62、T-64、レオパルド1、Strv 103、チーフテン、AMX-30など)
・第2.5世代(T-72、74式戦車、レオパルド1A1、メルカバなど)
 西側はイギリス製105mm砲L7を搭載、東側は115mm砲を搭載し、より避弾経始に優れた亀型形状の鋳造砲塔を持つ。
 アクティブ投光器、暗視装置を持ち、夜戦能力を持つ。
 この頃対戦車ミサイルが発達し、第4次中東戦争ではアラブ勢力がこれを使用、イスラエル軍戦車に多大な損害を与えた。
 これにより、「戦車不要論」が生まれるなど、戦車の防御力が攻撃力に対し立ち遅れていた時代でもあった。(機動を防御力とする考え方)


んで、ユナイテッド・ディフェンスさんにあるデータより以下。
括弧の中の年数は設計された年数で、その国で採用された年数ではない。


・タイ
 M60A3 (178両)(1956年) 第二世代
 M48A5中戦車 (105両)(1964年) 第一世代
 69-II式戦車 - 59式戦車からのアップグレード(50両以上)(1958年)(中国製) 第一世代

・台湾
 M48A5 (100両)(1964年) 第一世代
 M48H (450両)(1964年) 第一世代
 M60A3 (169両)(1956年) 第二世代
 最近新型戦車をせっせと作っています。多分第三世代?

・ベトナム
 T34(45両)(1943年) 第一世代以前、二次大戦末期の戦車。
 T54/55(850両)(1951年) 第一世代
 T62(70量)(1962年) 第二世代
 59式戦車(350両)(1958年) 第一世代

・M51 スーパーシャーマン(アイ・シャーマン)
戦車大国イスラエルの戦車。モトはアメリカが第二次大戦に使っていた戦車で、イスラエルが近代改修してつい最近まで使っていたものです。105mm砲を搭載している強力な戦車。
鉄くずの名目で世界中からかき集めて調達された(2両ほどイギリス軍から、かっぱらっている)。



 と言う感じで、第一世代、第二世代の戦車はまだ、バリバリの現役なようです。国によっては第二次大戦末期の戦車を大事に使っているところもあるようですね。

気になったんでタイ台湾ベトナムの戦闘機(攻撃機)も調べました。


・タイ
 資料が見当たらずナゾでした。
 戦車がアメリカ製だったので西側の飛行機で固めているはずです。
 中国製戦車も導入しているようですから、強襲とかも入れてるかもしれません。

・台湾
 F5(272機)(1950年)
 経国(100機)(1970年)(リンクのFlip Aroundさんの「Military Aircraft」→「経国」参照)
 ミラージュ2000(30機)(1984年)
 F-16(60機)(1974年)

・ベトナム
 Mig21(124機)(1956年)
 Su22(65機)(1967年頃)
 Su27(12機)(1977年)


 戦闘機や攻撃機に関しては最新式の物を導入している国がほとんどのようですが、やっぱり旧式の機体も混ぜて使用しているよう。
 さすがに、二次大戦末期の飛行機を現役で乗り回している国は無いと思いますが。

 飛行機に比べ戦車は物持ちがいいようです。軍事的な視点から言えば、近代戦を制するものは空を制する者ですから、戦車は飛行機の二の次なんでしょうね。

 まともに戦える戦闘機となれば、やっぱり新しいものか、近代改修に耐えうる傑作機じゃないとやっていけませんからね。

 第一世代戦車が出た頃合といえば、出来の悪いジェット飛行機か、思い出したように作ったレシプロ機になりますから、古いものを使っているほうがキチガイになります。


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